ブレイクポイント株式会社は、日本国内では初となるVR領域に特化したインキュベーション施設「Future Tech Hub」を東京都中央区に2016年12月14日(水)よりオープンした。
本施設では、国内初のVRに特化したインキュベーションプログラムをプロデュースした、株式会社Tokyo VR Startupsとの提携により、VRコンテンツ開発者やデザイナー、起業家などのコミュニティにアクセスすることが可能。最新のハードウェアなどの各種インフラが用意され、学習に役立つイベントや体験会も実施することによって、利用者が世界最先端のVR情報に触れられるとともに、VRスタートアップを支援することを目的としている。
ブレイクポイントのスタッフによると、「Future Tech Hub」を開設するきっかけは、「2015年12月からTokyo VR Startupsを運営する中で、シリコンバレーとの情報格差やハードウェア環境格差などを実感し、日本でVR開発をするうえで情報が集積し、開発者同士で切磋琢磨できる環境を提供したかったため。」だという。
そこで、VRコンテンツの開発には最新・高水準の環境が必要なことから、電源1人1000ワット・6タップ、1Gbpsのネットワーク回線や固定IPアドレスの利用(有償)などを用意している。パートナー企業からは、PCの割引購入やサーバーの無償提供などのメリットもあり、「今後もパートナー企業を増やしてハードを充実させていく予定」(同社スタッフ)とのこと。また、「Future Tech Hub」の公式サイトによると、施設は24時間いつでも利用可能で、本店・支店登記や、行政書士や税理士の紹介など、利用者の設立支援サービスにも対応している。
同社スタッフに利用条件を伺ったところ、本施設は法人や各種団体以外に個人での利用も可能で、同人サークルでも「VR開発にかかわっていれば応募可能。ただし応相談です。」(同)であるとしている。その他、詳しい利用条件は下記リンクより公式サイトを参照のこと。
「Future Tech Hub」
- 運営企業:ブレイクポイント株式会社
- 後援企業:Tokyo VR Startups株式会社、株式会社gumi
- 所在地:東京都中央区新川1-25-2新川STビル2F
- 面積:約210平米(63坪)
- 席数:52席(固定デスク28席、フリーデスク24席)