メディアアート研究は、アートにとどまらず、エンジニアリング、サイエンス、デザインなど広範な分野を横断するうえに、教育や地方政策などへの応用事例もあるため、学術的なまとまりがないことが課題でもあり特徴であるともいえます。そのため、ほかの3分野より研究マッピングが遅れて開始されましたが、学際的研究が求められるメディアアートの多面的な側面が本プロジェクトによって明らかになることを目指しています。(明貫紘子)
1)調査概要:1960年代から現在まで、メディアアートに関する研究論文や執筆情報の取得および分析。各種学会ジャーナル、大学院紀要をはじめ、美術館/博物館/アートセンター等の紀要や機関紙、美術系雑誌を対象に情報収集を実施。
2)調査方法:日本語で書かれた研究論文やテキストを、Google Scholar、CiNiiなどの各種論文検索ウェブサイトからスクレイピングし、Endnoteへの出力、データクリーニングを実施。
3)成果:約1300件(2017年度)、約700件追加(2018年度)。詳しくはウェブサイトを参照のこと。