コンテンツ文化史学会は、2012年12月15日と16日に、2012年大会「コンテンツと記憶」を、明治大学駿河台キャンパス・リバティタワーで開催する。参加希望者は申し込みフォームでの事前登録が必要。

コンテンツ文化史学会はゲーム・アニメ・マンガ・小説など、日本の様々なコンテンツのタイプを総合的に考察し、文化史という枠組で取り上げていく学会。2009年度に第1回大会「アマチュア文化とコンテンツの未来」、2010年度に第2回大会「拡大するコンテンツ」、2011年度に第3回大会「オタク・ファン・マニア」というテーマで年次大会を開き、議論を深めてきた。

第4回大会はこれらの成果を踏まえ、「コンテンツと記憶」をテーマに、コンテンツ自体が持つ記憶・記録について議論が行われる。事務局ではコンテンツに表出する記憶・イメージと、コンテンツ自体を記憶・記録していく二つの側面があると説明。前者については歴史性・地域性・社会性に基づく分析や研究、後者についてはコンテンツのアーカイブについても議論するとしている。

初日はいまもえ制作委員会ディレクターの矢野正樹氏による「萌える？萌えない？いまいち萌えない娘」、二日目はレトロゲーム収集家としても知られる、オニオンソフトウェアのおにたま氏による「アーケードビデオゲーム文化の保存と研究」の特別講演が行われる。他にテレビゲーム「ゼビウス」の生みの親として知られる遠藤雅伸氏らが登壇するシンポジウムや、各種講演などが予定されている。

コンテンツ文化史学会
http://www.contentshistory.org/