マイクロソフトが主催する学生向け技術コンテスト「イマジンカップ2012」世界大会が、オーストラリアのシドニーで2012年7月6日から10日まで開催され、家庭内のLED照明機器を自動調整する「All Lights! 可視光通信による省電力照明システム」を開発したTeam Coccolo（東京高等専門学校）が、ソフトウェアデザイン部門で世界第2位と、日本勢として過去最高の成績を収めた。

またゲームデザイン部門では、一筆書きをベースにした3Dパズルゲーム「ブルーム＊ブロック」を開発したTeam Blossom（トライデントコンピュータ専門学校）がトップ5。震災復興がテーマのアクションRPG「BLUE FIELD」を開発したEsperanza（バンタンゲームアカデミー東京校）がトップ10に輝いた。

イマジンカップはマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の「学生達に自分たちのアイディアや技術を発表する場を提供したい」という思いから、2003年にスタートしたコンテスト。2006年大会からは、極度の貧困と飢餓の撲滅など、国連ミレニアム開発目標に掲げられた8項目を応募プロジェクトの指針に掲げている。

第10回目となった今回は、全世界35万人以上の予選参加者から選ばれた350人（75カ国）、合計105チームの学生が集結し、「想像しよう。地球規模の難題がテクノロジーの力で解決される、そんな未来を。」というテーマのもと、様々なソフトウェアやゲームで競い合った。また2012年7月12日には日本マイクロソフト本社で日本勢による報告会が行われた。

イマジンカップ2013はロシア・サンクトペテルブルクで開催が予定されている。

イマジンカップ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/academic/hh455216.aspx