世界最大級のゲームジャムイベント、グローバルゲームジャムに参加する国内会場が、史上最多の17会場にのぼることがわかった。2013年1月25日から27日まで約48時間、全国で約500名の参加者が世界中の参加者と共にゲーム作りに挑戦する。

ゲームジャムはプロからアマチュアまで、様々な経歴の参加者が即席のチームを作り、数十時間でゲームを作る体験型イベント。グローバルゲームジャムは毎年1月末に開催され、2012年度は世界47カ国、242会場で10,684名が参加し、2,209本のゲームを制作。世界で最も規模大きいゲームジャムとして、ギネスブックにも登録された。

グローバルゲームジャムは北欧で開催されていたノルディックゲームジャムを母体に、国際ゲーム開発者協会(IGDA)が2009年に開催。本年度から主催が米カリフォルニアのグローバルゲームジャム社に引き継がれた。IGDAも協賛企業として名前を連ねている。

2013年度は札幌、郡山、石川、一ツ橋、八王子、新宿、厚木、川崎、名古屋、京都立命館大、京都、大阪、福岡、熊本、鹿児島、那覇、沖縄北谷の各都市で、それぞれ国内会場が設置される。IGDA日本・東北・関西・福岡の各支部も運営協力を行う。各会場では個別にホームページで参加者の募集を行っており、参加には事前登録が必要だ。

ゲームジャムのようなイベント拡大の背景には、無料で使用できる高性能ゲームエンジンの普及や、スマートフォンアプリのような、誰でもゲームを作って世界中に販売できる環境整備がある。社員研修や企画会議などの目的で開催される「社内ジャム」も増加。英グラスゴーのスコティッシュゲームジャムや、東北ITコンセプト 福島GameJam in 南相馬など、地域活性化や雇用促進のために開催される例もあり、世界中でゲームジャム文化が広がっている。

グローバルゲームジャム2013
http://globalgamejam.org/