日本デジタルゲーム学会(Digra JAPAN、会長:細井浩一)は2013年度の年次大会を2014年3月9日、10日に公立はこだて未来大学で開催する旨を発表し、あわせて発表者の募集を開始した。発表形式は口頭発表、インタラクティブセッション、企画セッションの3種類で、締め切りは2013年12月13日(金)到着分まで有効。実行委員会で審査のうえ、12月末までに採否の連絡が行われる。学会員でない研究者も応募できるが、会員同様に実行委員会による審査が行われる。
DiGRA JAPANの2014年度年次大会テーマは「ゲーム?考える」で、実行委員会では「?」に対して「は」「で」「が」「と」「を」「の○○を」など、自由な語句を当てはめてほしいとしている。ゲームの領域が拡大している中で、あえてテーマを一つに絞らずに、自由な討議の場を提供することが狙いとなっている。また札幌を中心に北海道でもゲーム産業が存在しており、この開催をきっかけに北海道でも学会活動が活性化することが期待されている。
口頭発表はテーマごとに3-4件の発表をまとめて90-120分程度のセッションとして設定されるもので、各自の持ち時間は質疑応答も含めて20分程度となっている。インタラクティブセッションは発表者が自身のポスターやデモ機の前で説明を行う形式。企画セッションはあるテーマを設定し、1名のセッション代表者と3-4名程度の発表者をとりまとめて応募する形式となっている。詳細については公式サイトに紹介されている。
DiGRA JAPANは国際学会のDiGRA(Digital Games Research Association)日本における拠点としての位置づけと、日本における学術的なゲーム研究の場として2006年に設立。2010年度から毎年年次大会を開催しており、2013年度で東京・京都・福岡に次ぐ4回目の開催となる。2012年度からは東京で夏期研究大会も開催中だ。年次大会が開催される公立はこだて未来大学では、コンピュータ将棋や人工知能でショートショートを書かせる研究を進める松原仁教授など、個性的な研究者が活躍しており、年次大会を契機にさらなる盛り上がりが期待される。
日本デジタルゲーム学会2013年度年次大会発表者募集