インディゲームを対象としたゲームイベント「東京インディゲームフェスティバル2015」が2015年5月9日と10日に、秋葉原UDXで開催される。主催はシンガポールを中心にインディゲーム向けの投資を行うIPC(Inflexion Point Capital)で、現在出展者を受け付けている。出展料は無料(条件あり)で、興味があればメールで問い合わせてほしいとしている。
IPCは東京・シンガポール・サンフランシスコ・ダブリンに拠点をおき、「Mighty No.9」などのインディゲームで有名な稲船敬二氏がシニアアドバイザーを務めている。インディゲーム向けのクラウドファウンディングサービス「Makuake」の支援も行うなど、日本のインディゲームに対する取り組みを様々な形で進めている。
海外と異なり、日本のインディゲームシーンは成熟しておらず、コミケットでゲームを頒布している同人ゲームや、趣味でゲームを開発しているサークル、ブラウザ向けに無料ゲームを開発している層など、様々なレイヤーが輻輳している。その中でも本イベントは「プロフェッショナル・インディ」(商業指向のインディゲーム開発者)をターゲットとしている点が特徴だ。
IPCによると、ブース出展に加えて複数カテゴリによるゲームコンテスト、ゲームビジネスに関する講演やパネルディスカッション、パブリッシャーや投資家とのマッチングイベントなども企画されているという。
出展費用は「会社の時価総額が100万ドル以上」「販売するゲームの売上収益が50万ドル以上」「すでに大手企業よる投資を受けている場合」は有償(25000円程度)で、それ以外は無料としている。本イベントを通して、これまで分断されていたプロフェッショナル・インディが一堂に集まり、さらなるムーブメントの拡大が進むことが期待される。
東京インディゲームフェスティバル2015
http://www.tokyoindiefest.com/indexjp.html