ゲーム会社向けの商談イベント「ゲームコネクションアメリカ2015」(主催:ゲームコネクション)が2015年3月2日から5日まで、米サンフランシスコ市内の商業施設、メトレオンで開催される。2014年11月26日までにウェブサイト上で参加申込みを行うと、参加費が30%割引される特別早期割引の特典が受けられる。もっとも高いプレミアムエキスハビターブースパスでは4450ユーロ(約64万円)が3500ユーロ(約50万円)になるため、主催者側では期間内での申込みを呼びかけている。
ゲームコネクションは仏リヨンのゲームコネクションによって2001年にスタートし、年2回ヨーロッパとアメリカで開催されている。ゲームの商談に特化している点が特徴で、主な参加者はゲームパブリッシャー、ディベロッパー、流通会社、投資家など。2014年には世界55カ国から1000社以上が参加した。参加者の関心があるゲームプラットフォームではモバイルが50%以上と最も多く、次いでタブレット、コアユーザー向けのPCゲーム、コンソールゲームと続く。
イベントは30分間隔で進行し、事前にミーティングしたい企業とウェブサイト上でアポイントメントが取れる。開催期間内での平均ミーティング回数は1社あたり30件程度だ。もっとも、移動時間や挨拶などの時間を考慮すると、打ち合わせ時間は1スロットにつき10分程度で、気になった企業には後日あらためてミーティングの申込みを行うのが一般的。そのためにも会社概要や過去の開発タイトル資料だけでなく、開発中のゲームの企画書やプレイデモ、トレーラーなどの提示が効果的だ。
イベントではゲームのマーケティングアワードとゲームコネクション・デベロップメントアワードも実施される。マーケティングアワードは優れた宣伝キャンペーンやトレーラーなどを選出する賞。デベロップメントアワードは優れたゲームをコンソール向けゲームやソーシャルゲームなど10部門で選出するもので、会場内でデモできる権利が得られる。パブリッシャーや投資を呼び込みたいディベロッパー向けの賞で、過去にもフィルムノワール風のアドベンチャーゲーム「コントラスト」など、さまざまなインディ(独立系)ゲームが受賞し、発売のきっかけとなっている。
なおゲームコネクションアメリカでは毎年、日本貿易振興機構(ジェトロ)による中小企業を対象としたツアーが実施されており、出展サポートが受けられる。また期間中にはゲーム開発者向け国際会議のGDC2015が3月2日から6日まで開催される。GDCとは会場が隣接しているため、あわせて参加するのもお勧めだ。
ゲームコネクションアメリカ2015
http://www.game-connection.com/
ゲームコネクションアメリカ2015出展希望者向け資料
http://ltm.game-connec-tion.com/uploads/marketing/GCAmerica_2015/Brochure_Game__Connection_America_2015.pdf
ゲームコネクションアメリカ2014出展者リスト
http://ltm.game-connection.com/uploads/marketing/Sales/GameConnectionAmerica2014_Companies.pdf
ゲームコネクションアメリカ2014会場風景
https://www.flickr.com/photos/game-connection/sets/72157643952786955/