科学技術融合振興財団(FOST)は設立20周年を記念して、2014年12月4日に「FOST設立20周年記念講演会」を明治記念館(東京都港区)で開催する。参加希望者は葉書に住所・氏名・電話番号・所属(学校、勤務先など)を記載のうえ、10月31日までに郵送による申込みが必要となる。一般参加者の定員は100名で、応募者多数の場合は抽選で決定される。当選者の発表は参加票の発送をもって代行される。

FOSTはシミュレーション&ゲーミングの研究をはじめ、社会や文化の文脈の中で科学技術の融合を促進させる研究課題に対する助成事業と、その成果を広く還元する普及啓発活動などを行っている。理事長を襟川陽一氏(株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役社長)、専務理事を襟川恵子氏(同代表取締役会長)が務めるなど、ゲーム産業と関係が深い点が特徴だ。

記念講演会では「ゲームの未来」をテーマに襟川陽一氏をはじめ、盛田厚氏(ソニー・コンピュータエンタテインメント取締役SCEJAプレジデント)、南場智子氏(ディー・エヌ・エー取締役ファウンダー)、馬場章氏(東京大学大学院教授)、浜村弘一氏(KADOKAWA常務取締役)が登壇する。プラットフォーマー、ゲームソフトメーカー、研究者、メディアなどの立場から、数年後のゲームについて将来像や期待感などが語られる予定だ。

襟川陽一氏は「信長の野望」シリーズをはじめ、同社歴史シミュレーションゲームの生みの親としても知られた人物だ。盛田厚氏はソニー創業者の盛田昭夫氏の甥にあたり、ソニーで家庭用コンピュータ事業などを経て2014年8月に現職に就任した。南場智子氏はモバゲーの生みの親として知られ、馬場章氏は日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)の創設者としてゲーム研究で貢献。浜村弘一氏はゲーム雑誌の「ファミ通」で編集長を務めた人物だ。このように蒼々たるメンバーがそろい踏みする中、どのような講演会になるか期待される。

応募先は下記の通り。

〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-4-24
公益財団法人 科学技術融合振興財団 20周年記念講演会係

科学技術融合振興財団
http://www.fost.or.jp/