文化庁は、令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業の取り組みの一環として、メディア芸術4分野(マンガ分野・アニメーション分野・ゲーム分野・メディアアート分野)それぞれのアーカイブの現状を知り、これからを考えるイベントサイト「MAGMA sessions」(https://mediag.bunka.go.jp/magmasessions/2021)をメディア芸術関係者や広く一般の方々に向け、令和4年2月16日(水)から公開します。

メディア芸術アーカイブ推進支援事業の令和3年度採択事業事例として「日本特撮アーカイブ」の取り組みを紹介するコンテンツを皮切りに、2月22日(火)には、令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業の成果報告会の様子をライブ配信します。その後、メディア芸術の様々な分野の有識者によるトークセッションやインタビューを順次公開。併せて昨年度のMAGMA sessionsのアーカイブサイトも2月9日(水)より再び公開しました。

◼︎本サイト「MAGMA sessions」の目的
MAGMA sessionsでは、普段あまり取り上げられることのないメディア芸術4分野(マンガ分野・アニメーション分野・ゲーム分野・メディアアート分野)のアーカイブの現在とこれからにスポットを当て、その課題、意義のみならず、その面白さを発信していきます。

本サイトにより、多くの方にメディア芸術におけるアーカイブ活動の意義を知っていただき、アーカイブについて考えるきっかけをつくりたいと考えています。

なお、令和2年度実施の「MAGMA sessions」は、下記URLよりご覧いただけます。
https://mediag.bunka.go.jp/magmasessions/2020


令和3年2月に公開されたMAGMA sessionsの収録の様子

昨年末に行われたMAGMA sessions収録の様子(令和4年2月16日以降に公開予定)

※MAGMA sessionsのMAGMAは、Manga/Animation/Game/Media Artの頭文字の組み合わせです。

※令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業について
産・学・館(官)の連携・協力により、メディア芸術の分野・領域を横断して一体的に課題解決に取り組むとともに、所蔵情報等の整備及び各研究機関等におけるメディア芸術作品のアーカイブ化の支援をしています。
また、アーカイブ化した作品・資料等を活用した展示の実施に係る手法等を開発・検討することにより、貴重な作品・資料等の鑑賞機会の創出、インバウンドの増加を図るとともに、アーカイブ及びキュレーションの実践の場として提供することで、今後のメディア芸術の作品等の収集・保存・活用を担う専門人材の育成を図っています。メディア芸術コンソーシアムJV事務局は、本事業を文化庁より受託運営しています。
【文化庁サイト】
https://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/media_art/

■サイト概要
イベントサイト名:MAGMA sessions
サイトURL:https://mediag.bunka.go.jp/magmasessions/2021
公開開始予定日:令和4年2月16日(水)~順次公開開始予定

〈運営体制〉
主催:文化庁
運営:メディア芸術コンソーシアムJV事務局
総合ディレクター:山内康裕(一般社団法人マンガナイト 代表理事)
クリエイティブディレクター:小田雄太(COMPOUND.inc 代表)
問合せ先:media@mext.go.jp

■第一弾発表プログラム(予定)

令和4年2月16日(水)13時公開開始
令和3年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業 採択事業の紹介 「日本特撮アーカイブ」の取り組みについて

〈登壇者〉
 河合 隆平 森ビル株式会社

令和4年2月22日(火)13時~16時半 ※ライブ配信のみ
令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業 報告会
本事業におけるメディア芸術4分野(マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアート)の事業成果報告等をライブ配信します。
ライブ配信は12時50分から本サイトで立ち上げ予定です。

令和4年3月4日(金)13時公開開始
①マンガ分野インタビュー

マンガアーカイブの軌跡とこれからの課題—時代の変遷と共に高まるアーカイブへの期待
〈登壇者〉
 吉村 和真 京都精華大学 マンガ学部 教授/専務理事

②アニメーション分野インタビュー
アニメーション分野におけるデータベースの必要性と可能性—制作者の功績を遺して文化を繋ぐ
〈登壇者〉
 大坪 英之 一般社団法人日本アニメーター演出協会 事務局長
       特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構

③ゲーム分野インタビュー
ゲームアーカイブは歌舞伎にならう—技術とともに進化するコンテンツを保存するために
〈登壇者〉
 細井 浩一 立命館大学 映像学部 教授/立命館大学 アート・リサーチセンター長

④メディアアート分野インタビュー
メディアアートアーカイブへの挑戦—作家による「設計図」が、作品の再現性を高めていく
〈登壇者〉
 関口 敦仁 愛知県立芸術大学 美術学部 教授/芸術資料館長

⑤分野横断トークセッション
メタバース、NFTアート、オンライン上映—コロナ禍を経たリアル・バーチャル展示とアーカイブの活用
〈登壇者〉
 芦川 朋子 WAITINGROOM オーナー・ディレクター
 岡本 美津子 東京藝術大学 副学長/大学院 映像研究科 教授
 中村 太一  Anique Inc CEO
〈ファシリテーター〉
 山内 康裕 MAGMA sessions 総合ディレクター
       一般社団法人マンガナイト 代表理事

他、第二弾プログラムの各公開日・登壇者等は2月25日(金)に発表予定です。
ぜひお楽しみに。