2013年2月28日から3月2日まで、アフリカのコートジボアールを中心に、セネガル、トーゴで国際ゲームイベント「GAMECAMP2013」が開催される。主催はAALSL(African Association Digital Entertainment, Sports Electronics and edutainment、アフリカデジタルゲーム協会)で、国際ゲーム開発者協会(IGDA)セネガルなどが協賛。ゲーム大会、ワークショップ、開発者向け会議などが開催される。
無償で使用できる高性能なゲームエンジンの普及と、スマートフォン向けアプリをはじめとしたデジタル流通の拡大で、ゲーム開発の裾野が世界中に拡大している。火付け役となったのがフィンランドのロビオ社が制作し、累計ダウンロード数が12億以上とされる「アングリーバード」だ。アフリカ西海岸でもゲーム開発ブームが巻き起こり、昨年コートジボアールで「GAMECAMP」第1回目が開催。今年は国境を越えて、規模がさらに拡大した。
ワークショップではドローイング、アニメーション、プログラミングが実施される。ゲーム大会ではリアルタイムストラテジー、アドベンチャー、一人称視点シューティング、格闘ゲーム、スポーツゲームなどで参加者が腕を競い、現地の開発者によるパネルディスカッションや、コスプレイベントもある。独立系ゲーム開発者が対象のドキュメンタリー映画『インディゲーム・ザ・ムービー』や、日本製アニメの上映会なども実施される。
AALSLでは「GAMECAMP2013」の参加団体や会場、協賛企業なども募集している。IGDAセネガル世話人のラトゾ・コフィ・シカ氏は「GAMECAMP2013の開催を通して、日本企業の西アフリカ諸国におけるゲーム産業の関心を広めたい」とコメントしている。AALSLの公式サイトのほか、ツイッターのハッシュタグ#GAMECAMP13でも最新情報が発信されている。

AALSL
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