2013年3月25日から29日まで、米サンフランシスコで開催される世界最大級のゲーム開発者会議「ゲームディベロッパーズカンファレンス(GDC)2013」において、過去の名作ゲームの制作秘話をクリエイターが語る「クラシックポストモーテム」が開催される。本年度は「クリスタルキャッスル」「ミスト」「ピンボールコンストラクションセット」「X-COM:UFO Defense」の4作品が取り上げられる。

「クリスタルキャッスル」(1983年、アタリ)は「パックマン」に代表される、画面上のドットを食べ尽くすことが目的のドットイート・アクションゲームで、3Dクォータービューによるグラフィックや、トラックボールによる操作が特徴。「ミスト」(1993年、シアン)は一人称視点で探索するアドベンチャーゲームで、CD-ROMドライブを普及させたタイトルとも言われ、「シムズ」シリーズが登場するまで、長く「世界で一番売れたPCゲーム」とされてきた。

「ピンボールコンストラクションセット」(1983年、EA)は、ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツの先駆けともいえるゲーム。プレーヤーは自由にピンボール台をデザインして、フロッピーディスクでデータを交換できる。「X-COM: Enemy Unknown」(1994年、マイクロプローズ)はターンベースの戦略ゲームで、プレーヤーは地球儀マップとクォータービューの行動画面を切り替えながら、地球を侵略するエイリアンと立ち向かっていく。

クラシックポストモーテムはGDC2011から始まり、これまで「バンゲリングベイ」「ピットフォール」「ドゥーム」など14作品が対象となった。GDCの人気セッションとして定着しており、いくつかのセッション動画はGDCの資料アーカイブサイト「GDC Vault」で公開されている。

クラシックポストモーテム(IGDA日本参考訳)
http://www.igda.jp/modules/pico/index.php?content_id=82