2012年10月から11月にかけて、日本各地で「国際アニメーション・デー2012」が開催される。
「国際アニメーション・デー」は、1892年10月28日のパリにて、故エミール・レイノー氏が、自身で発明した動画の投影装置テアトル・オプティークを用いて、世界初のアニメーション興行を行った日を記念して開催されるもので、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)が主体となり、2002年より世界各地で上映等の記念イベントを行っている。日本でもASIFA日本支部の主催のもと、今年は東京、大阪、京都、広島の4都市での開催が予定されている。
「国際アニメーション・デー2012 in 東京」は10月13日と14日の2日間、女子美術大学杉並キャンパスで行われ、広島国際アニメーションフェスティバルの受賞作品集や、日本、ポーランド、ギリシャのASIFA各支部会員の作品上映がある。また、同キャンパス内の女子美ガレリアニケでは、10月13日から28日にかけて、広島国際アニメーションフェスティバルの開催に尽力した木下蓮三・小夜子監督の2004年作品『琉球王国 – MADE IN OKINAWA』をテーマとした展示も展開される。
広島の受賞作品集の上映は、「国際アニメーション・デー2012 in 京都」(11月1日)でも予定されている。大阪デザイナー専門学校との共催となる「国際アニメーション・デー in 大阪」(10月25日と27日)は、森本晃司監督の講演会や、故岡本忠成氏など関西出身のアニメーション作家たちの特集上映を行う。
「国際アニメーション・デー2012 in 広島」(10月6日から11月13日)は4都市のなかで最も大規模な開催となる。映像文化ライブラリーや公民館など、広島市内の9つの会場で、広島の受賞作品集(各会場ごとにプログラムが変更される)や「パラパラアニメ教室」と題された子供向けのワークショップが行われる。
国際アニメーション・デー2012公式ホームページ
http://asifa.jp/iad12/