日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)は、学会誌「デジタルゲーム学研究」第5巻第1号を発行した。

本号の特集はインディーズゲームで、DiGRA JAPAN2008年10月公開講座「『ひぐらし/うみねこのなく頃に』に見るコンテンツとコミュニティ」(竜騎士07・BT・有馬啓太郎氏・高橋直樹氏・七邊信重氏・三宅 陽一郎氏・井上明人氏)の講演録をはじめ、長健太氏「弾幕生成エンジンを用いたAIプレイヤーによる自動生成コンテンツ評価手法の提案」など3本の依頼論文が掲載された。

一般投稿論文では「テレビゲームの暴力シーンの影響を左右する視点の調整効果−小学校高学年児童を対象にしたパネル研究の検討−」(渋谷明子氏・坂元章氏・井堀宣子氏・湯川進太郎氏)、ショートペーパーでは「MMORPGを用いた歴史授業のデザイン研究−授業参加機会の平等性の観点から−」(鎌倉哲史氏・七邊信重氏・馬場章氏)が掲載されている。

DiGRA JAPANはデジタルゲーム学会(DiGRA)の日本における拠点として、2006年に設立。本学会誌も2006年度より発行している。デジタルゲーム研究に関する論文のほか、産業界の声やイベントレポート、書評なども加えており、学術的でありながら、読み物としての性格も併せ持つ編集方針となっている。学会員以外に向けた通信販売もあり、公式サイトから申し込める。

DiGRA JAPAN公式サイト

http://www.digrajapan.org