第20回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭開催期間中の2013年4月25日、国際アニメーション学会(Society of Animation Studies)などの共催による学術シンポジウム「変化と連続性――アニメーション、マンガ、文学の学際性(Change and Continuity: Interdisciplinary Aspects of Animation, Comics, and Literature)」が行われるが、現在、その発表者を募集している。このシンポジウムは、近年、マンガ原作のアニメーション作品が世界的に増加しつつあることを背景に、アニメーションと他ジャンルとのつながりを学術的に深める意図をもって企画されたもので、アニメーションとマンガ(グラフィック・ノベル)、文学の関係性に関わるものであれば、あらゆるテーマでの発表が歓迎されている。
シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭は、アニメーション専門のものとしてはドイツ最大、世界的に見てもフランス・アヌシーに次ぐ規模を誇る映画祭である。作品上映のほかにも、見本市とカンファレンスを併設するFMX[http://www.fmx.de/]を中心に、毎年、アニメーションに関係する様々なアプローチの催し物が同時に開催されており、今回のシンポジウムはその一環となる。FMXのカンファレンスはビジネス的な観点からの発表が多いが、今回の試みは学術的なものへとその範囲を広げたものと考えられる。
発表の申込は2013年2月18日までで、詳細については下記リンクを参照のこと。映画祭本体は4月23日から28日まで開催される。
Change and Continuity: Interdisciplinary Aspects of Animation, Comics, and Literature
http://www.itfs.de/start/programme/branchenevents/sas-symposium/call-for-papers/