2014年10月31日から11月3日、新千歳空港にて、新しい国際アニメーション映画祭「新千歳空港国際アニメーション映画祭」の第1回が開催される。
新千歳空港は日本で初めてターミナル内に映画館(「じゃがぽっくるシアター」)を併設した空港で、今回の映画祭は、3スクリーンからなる同映画館を会場として行われることになる。空港内で開催される映画祭は、世界的にみても珍しい。
メインとなるのは30分以内の短編アニメーションを対象とした国際コンペティションである。グランプリには賞金100万円、国内作品を対象とした国内グランプリには50万円が授与される。
日本におけるアニメーション専門映画祭は、1985年より隔年開催の広島国際アニメーション映画祭が長年唯一のものだったが、昨年秋、韓国で始まったアニインパクトが横浜で開催されたり、今年(2014年)3月には東京アニメアワードフェスティバルの第1回が行われたりするなど、新しい動きが出てきている。今回の新千歳空港国際アニメーション映画祭もまた、そういった一連の流れのひとつとして位置づけられる。
コンペティション部門の作品募集はすでに始まっており、6月23日が締切となっている。なお、国際審査委員長にはオタワ国際アニメーション映画祭のアーティスティック・ディレクターであるクリス・ロビンソン氏が就任することが発表されている。
新千歳空港国際アニメーション映画祭
http://airport-anifes.jp/