平成26年度の文化庁委託事業である若手アニメーター等人材育成事業は一般社団法人日本動画協会が受託し、同協会はこのほど作品制作団体の募集要項を発表した。同事業は第1回から第4回までは日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が受託をして事業を行ってきた。第5回の平成26年度は日本動画協会へと運営団体が変更されたが、運営方法などは従来と大きく変わらないようだ。JAniCAが事業の愛称として使っていた「アニメミライ」も引き続き用いられる。

若手アニメーター等人材育成事業は24分のオリジナルアニメの制作を通じ、若手アニメーターを教育し、アニメーター不足への対策やアニメーターの技術水準向上を目指すもの。制作団体には制作予算として各3800万円が用意される。

応募者は6月27日必着で、文化庁の文化部芸術課支援推進室メディア振興係内の平成26年度若手アニメーター等人材育成事業担当に応募書類を郵送する。応募条件は日本国内に本拠がある日本法人で商業アニメの制作に実績があること。応募書類は、日本動画協会のサイトからダウンロードできる。6月17日には、制作団体に向けた募集説明会も開かれた。企画選定は有識者らにより構成される選定・評価委員会が行う。

「アニメミライ」には、これまでの4年間でアニメーション制作会社14社が参加し、16本の作品が制作され、105人の若手アニメーターが育成を受けている。

日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/