小野 憲史2011年12月2日 更新
ゲームのシナリオづくりを学校の授業づくりに役立てるユニークな研究会が、2011年12月17日に千葉大学（千葉市稲毛区）で開催される。講師は「ポケットモンスター」シリーズでメインシナリオライターをつとめた、とみさわ昭仁氏。主催者側は「『授業を作る』という営みは、ゲームのシナリオをつくることと似ている」と、教員や研究者の参加を呼びかけている。一般の参加者も受講可能であり、公式サイトから申し込むことができる。
本研究会はNPO法人企業教育研究会が主催する「千葉授業づくり研究会」の定例研究会として開催する。同NPOは学校・企業・学生を結び、誰もが教育に貢献する社会をめざすことが目的で、企業と協力して教育現場で使える授業開発などをおこなっている。ゲーム分野では、これまでソニー・コンピュータエンタテインメントと共同で、ゲームを用いたキャリア教育支援プログラムを開発してきた。
とみさわ氏はゲーム制作以外に、芸能ライターやデザイナーとしての活動のほか、映画グッズ、レコード、トレーディングカードなどのコレクターとしても知られている。著書に『ゲームフリーク——遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』（メディアファクトリー）『人喰い映画祭 【満腹版】——腹八分目じゃ物足りない人のためのモンスター映画ガイド』（辰巳出版）などがある。
千葉授業づくり研究会第73回定例研究会
小野 憲史2011年12月2日 更新