国民的RPG「ドラゴンクエスト」の誕生25周年を記念して、森アーツセンターギャラリーで「誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展」が開催されている。開催期間は2011年10月8日から12月4日まで。
会場では制作資料などの展示や、モンスター造形と記念写真が撮れるスポットに加えて、冒険者となって巨大モンスター「竜王」と戦う参加型イベントもあり、多くの来場者が思い思いに楽しんでいる。
「ドラゴンクエスト」は第1作が1986年にファミリーコンピュータで発売され、累計で全世界5700万本の出荷を数える人気シリーズ。発売日の行列がマスコミに取り上げられるなど、数々の社会現象を引き起こした。現在まで正伝9作のほか、さまざまな派生作品に展開している。
会場はシリーズの歴史をたどる「伝説の冒険」、開発資料やキャラクターグッズを展示した「導かれし記憶」、最新作「ドラゴンクエストX」を紹介する「新たなる旅立ち」の3部構成で、参加者は入り口で戦士・魔法使い・武闘家・僧侶の職業を選択し、冒険の書を手に謎を解きながら会場を巡る趣向。堀井雄二氏(ゲームデザイン)の制作仕様書や、鳥山明氏(キャラクターデザイン)のモンスター原画、すぎやまこういち氏(音楽)の楽譜など、貴重な資料も展示された。試遊コーナーでは歴代シリーズのプレイも楽しめるなど、人気ゲームの展示会にふさわしい、賑やかな内容だ。