151205-画像1.png

【学習に必用な機材・ソフトウェアなどは無償で提供】

株式会社サイバーコネクトツーはゲームクリエイター志望者向けの人材育成プロジェクト「スーパーゲームスクール」[http://www.cc2.co.jp/game_school/]構想にもとづき、第1弾「アーティストコース」を12月1日に開校した。入校式では学生・社会人をあわせて20名弱が参加し、同社のCGクリエイターから指導を受けた。

本スクールは学校法人ではなく、企業が主催する「私塾」とでもいうべきもの。学生それぞれに一律のカリキュラムが適用されるのではなく、受講者ごとのスキルにあわせた作品課題が提示され、プロのクリエイターによる無料指導が受けられる。学習に必用な機材・ソフトウェアなども無償で提供される。

カリキュラムはゲームクリエイターに求められるスキル(サイバーコネクトツー合格レベル)を念頭に設定されている。キャラクターアニメーターコースでは、「ボールのバウンド」「ジャンプ」などから、「バック転」「走ってジャンプ」などと、次第に課題がハイレベルになっていく仕組みだ。

授業はサイバーコネクトツー福岡本社で平日は夕方から、休日は終日実施される。キャラクターアニメーターコースの場合、3DCG初心者が週4日間(平日3日・休日1日)登校し、約3ヶ月で卒業するのが目安だ。ただし、課題ごとに合否判定が行われ、作品のクオリティが規準にみたしていれば先に進めるが、不合格の場合は受講終了となる。

募集対象は限定されておらず、現役の専門学生、大学生、異業種の社会人、フリーターなど、ゲームクリエイター志望であれば問われない。制作した課題は就職活動などで自己PRの材料として活用でき、自由な就職活動が可能だ。一方でサイバーコネクトツーへの応募を希望する場合は、研修生として入社できる。

サイバーコネクトツーでは学生以外に、本プロジェクトに賛同し、協賛を希望する企業も受けつけている。スクールでの特別講演や対談出演などのほか、機材やアプリケーションの提供、告知協力、書籍類の提供・販売、協賛金の提供などだ。同社では「ゲーム業界全体の活性化に向けて取り組んでいきたい」と抱負を語っている。

151205-画像2.jpg

入校式に引き続いて実施された第1回目の授業の模様