NPO法人ゲーム保存協会は2012年3月25日、情報オアシス神田(東京都千代田区)でイベント「メディア保存の意義と歴史」を開催する。入場無料で事前登録なども不要。
同協会はゲームを文化財として捉え、保存・収集・啓蒙活動などをおこなっている。1980年代のPCゲームを中心に、家庭用ゲームやアーケードゲームなど、さまざまな分野を対象としており、2011年9月にNPO法人として認証された。
今回のイベントではあらためてゲーム保存そのものに関する考え方や、映画・テレビ・音楽など、他分野での保存活動について説明がおこなわれる。活動を進める中で「なぜ保存が必要なのか」「なにを保存したらいいのか」といった質問を受けることが増えており、ゲーム保存の考え方について啓蒙する意義を感じたという。
また同団体が独自開発した、フロッピーディスクドライブを仮想的に再現する「HxCフロッピーエミュレータ」も実演される。1980年代のPCゲームが主な供給媒体としていたフロッピーディスクは、経年劣化で破損が進んでおり、対策が求められている。
NPO法人ゲーム保存協会