一般社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)と日経BP社は、東京ゲームショウ2012のビジネスデイで開催されるカンファレンス「TGSフォーラム」で、基調講演を二部構成に拡大することを決定した。
東京ゲームショウは例年、ビジネスデイと一般公開日が2日ずつ、合計4日間にわたって開催され、特に近年ではビジネスデイでのイベントや施策が重視されている。2010年からは「アジア最大のゲームショウ」を掲げ、アジア圏に向けた情報発信能力も強化してきた。
ビジネス機能においても、今年度は新たにアジア圏の注目ベンチャーなどを紹介する「アジアニュースターズコーナー」や、国際ビジネス相談コーナーを新設するなど、さらなる充実が図られている。TGSフォーラムもその一環で、今年度は2012年9月20日から2日間にわたって、全6セッション(基調講演、専門セッション4本、アジア・ゲーム・ビジネス・サミット)が開催される。
基調講演の第一部では「日本ゲーム産業に今、必要なコト〜ゲームビジネス新時代の展望」と題して、新たにCESA会長に就任したバンダイナムコゲームス代表取締役副社長の鵜之澤伸氏が、「日経エンタテインメント!」編集委員の品田英雄氏を聞き手に講演する。ゲームのプラットフォームが拡大する中で、その根底に流れる法則について議論が行われる予定だ。
第二部では「スマートデバイスがもたらすソーシャルゲームの進化(仮)」と題して、グリー代表取締役社長の田中良和氏が講演する。田中氏は昨年度に続いて、2年連続の基調講演登壇となる。
このほか専門セッションでは▽ソーシャルゲームセッション▽クラウドゲームセッション▽ゲームビジネスセッション▽ゲーミフィケーションセッション――が開催される。
またアジア・ゲーム・ビジネス・サミットでは中国(レンレン)、インドネシア(アガテスタジオ)、韓国(NHNハンゲーム)、日本(ディー・エヌ・エー)の4社がソーシャルゲームをテーマに、各国のビジネス事情や海外進出について議論する。
東京ゲームショウ2012基調講演公式リリース